時効について

医療事故で損害賠償を請求する際には二種類の理由が考えられます。債務不履行を理由とするケースと、不法行為をしたことを理由とするケースがあり、それぞれ時効が異なります。

もしも、債務不履行に対して損害賠償請求を行うのであれば、これは債権を行使することができる時点から10年経過すると時効となってしまいます。一方、不法行為を理由とする場合には、被害者や法定代理人が損害について、あるいは加害者のことを知った時点から3年経過すると時効になります。

また、不法行為のケースでは、損害や加害者について知っているかどうかに関わらず、医療事故が起きた時点から20年が経過すれば、一切の請求権が失われてしまいます。このように医療事故においては時効が決められているため注意しましょう。特に、実際に事故が起きてから数年ほど経過して、その影響が現れるケースがあります。医療行為に何らかのミスがあり、その影響が蓄積されていった結果、それが大きな病気につながるケースがあるのです。
しかし、医療ミスが起きた時点から長い期間が経過してしまうと、そもそも何が原因であったのかが分からなくなる可能性があります。また、実際に裁判を起こしたとしても、立証することが難しくなります。

どのようなケースにしても、医療事故が生じたことが分かったならば、すぐに医療訴訟を起こすべきです。